Solar car Race Suzuka 2000

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ソーラーカーレース鈴鹿2000 EV Class

August 5th 2000 Suzuka circuit


2000-8-5

「朝だ、朝だよー」と爽やかな朝....ではない。
寝ずの作業、寝ずの東名・東名阪爆走後の午前6時15分。 いきなりトラブル発生です。 99eプレリュードのドライバー・イワモくん、 「なにぃ?ヘルメット忘れたぁ」という事態であります。 ドライバーたるもの、裸でサーキットへやって来たとしても ライセンスとメットは忘れるものではありません。 メットなしで来るなんてあり得んことだ。 とまぁ、それくらいテンパってたんですね、みんな。
さてさて、人間も揃ってきてお仕事お仕事。 今年も、ピットに入って作業があります。 去年は、車検の直前に初めてモーターが回るという事態でありましたから、 それほどでもないのかも。
今年は、2000eマーチのコントローラを交換するという「大したことない」 作業です(であるはずです)。
車も到着。 リフトつきのアルミトラックで3台まとめて積まれてきました。 まるで、本格的なレーシングチームですね。
今年から1日レース。 充電なしなので、電池交換がありますから、その分交換の裸の電池も おろさないといけません。
さてさて、作業開始。
一日レースだけあって、車検までの時間がない。
マーチの目下一番の問題は青いRaptor600コントローラを いつもお馴染みのカーチスのコンバータに載せ変えなきゃ ならないこと。
Raptorは、コンタクタの接点も持っていますし、 タコメータドライブもレブリミッタも 内臓していますし、LEDの警告灯まであり、このモデルでは 最大156Vまで電圧も上げられる。 カーチスのコンバータでは別々に買わなきゃいけないので、 オマケの機能も考えると1600ドル近くしますがお買い得かもしれません。
Raptorはスロットルセンサーに電磁誘導タイプを使ってましたが、 カーチスにするために、これまたローテクに戻っていつもの可変抵抗 ポットボックスをつけないといけません。 こういう作業は、現地でやるのは結構大変。
でも、そもそも私にゃなんでコンバータを載せかえるのかは よくわかっていない。
98eフォーミュラは、キャンパスの青空駐車場に置かれていたため、 昨年の段ボールカウルはお約束どおり腐り、ニューカウル での登場です。
デザインは、fjのころに先祖返りしてタイヤを露出した空気抵抗バリバリな ものになってしまいましたが、まぁ、電池は4年目でどんなに充電しても 内部抵抗が新品の倍くらいになっていて、しかも2台のエントリーで レース成立せずデモ走行になりましたから、「Cdなどどうでもよい」気分。 この車は、まだ本来のポテンシャルを十分に発揮していませんから、 新しい電池をゲットして日の目をみせてやりたいところではあります。
往路で交換用のカーチスコントローラを購入するという任務を 負っていた大前先生。 お疲れのご様子であります。
ここにも倒れております?
うーん、よくお休みで。
ついに車検始まる。
毎年いるFIAのおっちゃんも今年もいます。 98eについては、昨年とはカウルしか変わっていませんから、 問題ないでしょう。 カウルの取り付け強度というのは気になるところではありますが。
今年もドライバーは「レーサー」シンちゃんなので、腕も 装備も問題ありません。
おそらく。
今年から、充電はなしで電池交換OKというレギュレーションになったので、 電池にははがすと「開封済み」の文字が浮き出るパソコンのソフトなんかの CD-ROMケースについているようなテープが貼られていました。
車検が始まっていても、換装が終わらないマーチ。
12Vを入れると、ポットボックスのマイクロスイッチへの配線から 煙が。 配線図を読み違えたのか、配線図が間違っているのか、 アースに落ちていてショートです。 取り付けも今ひとつなのでポットボックスのマイクロスイッチは 無視してジャンパ。 これで解決かと思いきや、こんどはコンタクタから煙。 コンタクタの端子につけているダイオードが破壊です。 ダイオードを壊すのは初めてではなかったようなので、 ダイオードの容量、結線方向など合ってるのかしらん?
まぁ、そんなこんなでモーターは回るようになったが、今度はモーターが逆回転。 後ろのアーマチュアから火花飛ぶ!。おぃおぃ。 逆転ではCVTの電磁クラッチがつながらないのだ。 配線図どおりでは必ずしも走らない。 配線図通りではないとすると、この直巻モーターどうつなげりゃいいの? アーマチュアから火花が飛んでも、電気にアマチュアな私にゃわからない。 舘内さんとウィンディーの森先生のヘルプを受けて、その逆回転に配線しなおし。
毎度、お騒がせしております。はい。やっと走れるようになってホッとしたところ。
99eプレリュードは問題なく発進できるはず...とあって、 レースに向けた準備で、マーチほどの作業も焦りもこの時はない。
問題は、ドライバーのメットなどでありまして、初めはソーラーカーチームに 借りるかなどと言っていましたが、結局正直にオフィシャルに相談して オフィシャルから借りることができました。 サーキットなので当然メットの予備などあるわけです。 そんなこんなで、99eも準備完了。
個人的に注目のキャラ大黒くん。
井戸田さんのところのマイクラ。 チーム名を「春らんまん」にして、カラーリングも春爛漫の 花吹雪風になってきました。
パナソニックEVエナジーのビッツ。
ある意味この世界のプロ集団ですから、クルマも別物といって よいでしょうが、そんなクルマもあれば学生さんの素人さん手作り クルマもあるというのが、電気自動車レースの魅力でもある。 まぁ、そろそろ速度差が大きすぎるので危ないといえば危ない と言われるのでしょうけど。
私の「同級生」の星崎さんとトレノ。
このクルマも出場回数を重ねて、うまくチューニングがされて いると言えます。 オプティマの威力発揮です。
我がチームのトレノも一緒に走らせたいところですが、とうふ店 トレノはレース引退宣言。 ナンバーを取得して街中を走る...はずなんですが、これがなかなか 進まない。 やっぱり、「86とシビック対決」は見た目格好良かったんですけどね。
三菱自動車整備専門学校のミラージュ「エボ顔」。
アタマカズだけは多い我がチームなので、ウザイ集団...にならないように 気をつけなければなりませんが、間違えなくウザイ。
毎度ご迷惑をおかけしております。

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[RealVideo] 鈴鹿ソーラーカーレース2000 EVレースリアルビデオ (34kbpsストリーム)

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