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陸上自衛隊富士学校・戦車試乗

その2

戦車に乗る

試乗中
2つの戦車の違いには、74式は操舵するのに内側のキャタピラに ブレーキをかけて回るのに対して、90式はポンプで外側のキャタピラ を増速している。 74は発進のクラッチが必要なセミオートマで、90は普通のトルコン付きの オートマなど、違いは色々ある。
試乗が終わってから内部も観察
74式の操縦手席は水浸しでしたが、座ってみました。 ハンドルはバイクのようなバーのハンドル。 変速も、バイクのように「1-N-2-3-4-5-6」になっていました。 ペダルは、セミオートマの74式なので普通の車と同じ3ペダル。 配置も同じ。
とにかく、操縦手席は視界が悪い。砲の下の小さな四角窓から覗く だけです。 窓には数字が放射状に打ってあり、それで距離を目測して車輌感覚 をつかむのだとか。 これには変な車には色々乗って大型免許も取った私ですが、 さすがに運転できなさそう。 それに、戦車を運転するには大型特殊免許が必要です。
90式にも群がる
書き忘れてましたが、戦車の燃費は4〜5l/km、km/lではなく その逆数です。 つまり、1リットルの燃料で200mから250m走れるということですね。
90式で記念撮影
けっこうな人数で押しかけましたが、自衛官の方々には貴重な時間を割いていただき ありがとうございました。
来年の合宿はコンバートカーじゃなくて、富士学校に体験入隊ですかね。 企業の新人研修で訓練受けている人たちがいました。 もちろん、レンジャー部隊の訓練で重い銃を手にしながら10マイル走してた 人もいましたが、こちらは本物の兵隊さん。(という方が しっくりくる) 16kmの荒れ地を走り続けるのは、ちょっとできないな。
富士学校で、「サバ味噌煮定食」を「喫食」中。 一食383円(おそらく人事院勧告によりこの価格)ですが、 ごはんもドンブリで、バナナも付き、栄養は満点です。
ちょうどASEANの会合があって、アジア各国の要人たちに陸自の装備のデモン ストレーションをする予定があり、その予行を見学させてもらいました。 見えにくいですが、真ん中にあるのが91式戦車橋。背中に橋を積んでいて、 それを川に降ろして橋を架け、戦車部隊を通した後、自分も渡ってから 橋を背中に積み直して進軍するというものです。
試乗した73式APCの後継にあたる、96式装輪装甲車
APCは戦車部隊と一緒に行動するように作られているのですが、 これはキャタピラではなく8輪の装輪タイプになっています。 73APCの乗り心地の印象は戦車より遥かに悪かったので、 そういう理由からか、この装輪のAPCに切り替わっていくようです。
自走発射機M270
自衛隊の装備の中でも高価な装備の一つ。 12連発のロケット弾を発射できる。
他にも自走砲など一連の装備が全て登場し、ついでにビデオの解説もつき、 迫撃砲の砲撃訓練の模様も見られるという具合のASEAN向けのデモでした。
時間いっぱいまで見学し、ついでに売店でお土産も買った後、 解散となりました。
箱根経由でターンパイクを下って帰りましたが、この日富士山に初冠雪 ということらしく、箱根では沢山のカメラマンが出て写真を撮っていました。 で、私も対抗して富士山撮り。 富士山は美しいが、これを写真に収めるのは非常に難しい。 まぁ、ターンパイクの入り口から芦ノ湖を前に置いての構図。 こんなところです。

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