Suzuka Solar car Race 99

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ソーラーカーレース鈴鹿 '99



98-8-7 決勝その2

つづいて、ストッククラス決勝
3年目の正直、初めての完走を目指す「藤沢とうふ店EV86」です。 「とうふ店」という名前も、だいぶ浸透してきて電気自動車レース界( そんなもんあるんかい!)では、馴染みになったと思います。
グリッドで記念撮影
最高出力がわずか40kWとパワーは圧倒的に他の直流モーター車に 負けますが、誘導モーターと86のボデーのバランスの良さでは、 いいところ行っていると当人たちの自慢です。 しかし、わずか5周10kmという鈴鹿のレースでは、 どれだけパワーが出せるかが勝負になるので、「勝ちに行く」 ことはどだい無理な話ですから、今回は3度目の正直、「完走するぞ」 が目標です。
忘れてはいけない、今年の新車99e「μ作」
このFFでありながら前上がりの姿勢。 フロントのバネも固いものに交換したので、 余計にあがったままです。 「違うよ、この姿勢」と言わないでください。 それは十分、分かっているんですから。 今回は、本当のシェイクダウン、走れればOKなんです。
フロントのHマークが赤くなっているのは、 タイプRの印。 本当は、赤いカッティングシートを貼ってあるだけなんです。
グリーンでスタート
一台トロイのがいると、思ったらそれは 99e「μ作」でした。 他のEVは変速機がついてますが、これは固定なので どうしても出だしで置いていかれる。 EV86の進路を塞いでしまったのが、困ったところ。 走り出してしまえば同じなんですけど、変速機ないぶん、 ご迷惑をおかけしております。
一周め帰ってきたところ。
さすがにニッケル水素のビッツ君、速いです。 速さが違います。 エンジン付きの普通のビッツよりも、間違えなく速いでしょう。
前に99e「μ作」、後ろに97e「EV86」。
別にチームオーダーを出した訳ではありませんが、 一緒に帰ってきました。 「μ作」の爆音(?)だけは、このレースで目立ったのでは ないでしょうか。 決勝でもいい音させていました。
2周め、2コーナーで砂煙!
EV86がケツをふったところ、後続白のCR-Xも避けられず、 一緒にグラベルへ。 EV86のドライバーは、昨年のリベンジで大西君が 乗りましたが、今年も砂に埋まる運命となりました。 とうふ店86号、どうも鈴鹿では完走できない運命 のようです。
そして、埋まったまま。
鈴鹿レースで車が絡んでリタイアは おそらく初めてじゃないでしょうか。 去年の単独スピンアウトも初めてでしょうが、 うーん、レースらしくなったといえばなったんですけど、 「どちらも豆腐屋が...」と言われると頭の痛いところ。 CR−X、「TEAM FRONT FORCEの女の子が泣いてたぞ」 とも聞き、ほんと申し訳ないっす。
そして、本当に「ドナドナドーナー、ドーナー」と 荷馬車に載せられて戻ってきました。
横っ面をバンパーで押されていたので、左フロントストラットが 曲がり「鬼キャン」状態。ドアの下も凹みができてしまいました。
フェンダーに当たってしまっているので、持ち帰るために 左フェンダーを外します。
こういう作業はオテノモノ。
帰りには、東名でフェンダーの外れた変な86が積載トレーラに 載せられているとの目撃証言あり。 「とうふ店」と書かれた鬼キャンの86がフェンダー外されて 載っている光景を見た人はよほどおかしかったことだろうな。

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