Suzuka Solar car Race 99

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ソーラーカーレース鈴鹿 '99



98-8-7 決勝その1

学生は、いつもの「野宿」
鈴鹿では毎年のことになってしまいましたが、 パドックに野宿。
3台に電気自動車に、一台の充電器で充電しなきゃ いけないので、それをするのも一仕事。
広島や名古屋からOBたちも駆けつけて、談笑中
なぜって、車検終わった後はクルマに変更を加えられないので、 充電さえ終われば決勝までは特に仕事はなし。 といっても、EVクラスの場合、昼には決勝なので すぐ終わってしまうレースなんですけどね。
今年アイ○ンAWへ就職したOBの神谷くん(右端)
AWへ行くと決まって、AW11のトヨタMR2を購入した という、一人っ子だが、SWのMR2に乗っていた兄の 弟の神谷の方です。 つまりは、SWで死にそうな目に会っときながら、それにも 懲りずにミッドシップに乗っているってことですね。 実家の車も一応ミッドシップなエスティマでしたし、父上は NSXを買ってしまったという、そんな傍目に変なMR一家です。
TEAM FRONT FORCEのCR−X
後で、あることでEV86と深い関係になってしまうことになる 車です。 話をしたら、この車を作るのにすごく長くかかってしまって、 やっと念願の鈴鹿出場ということでした。 今年の鈴鹿には、昨年エントリーはしたものの完成しなくて 出走できなかった藤沢さんのチーム"Tokyo Brush Boyz"の ところと2台のCR-Xが出走しています。 サイズや軽さからいうと、サイバーCR-Xはちょうどいいのでしょう。 もちろん、値段も安くなってますしね。
前述のミラエボ
塗装も奇麗です。 美しくまとめてあるのが印象的でした。
充電中に、ケムリもくもくやってしまったビッツ。
ニッケル水素だけに、充電管理も大変。 その点、鉛は比較的楽なんですよね。 とはいえ、搭載しているニッケル水素電池の性能が このビッツの速さと強さを決定付けているので、 この電池なしでは成立しません。
でも、さすがプロフェッショナル。 予備の電池も持っていて、さっくり修理も終えていました。
決勝はオープンクラスが先のスケジュール
無事にグリッドにつきます。 ZERO-1には負けたものの予選では、 YUASAレーシングのザウルスのタイムを上回り、 フロントロー2番グリッド。
とはいっても、3台しかいないのでこれだけなんですけどね。
グリーンでいっせいにスタート。 ZERO-1も98eも変速なしの一段固定減速ギアしか持っていないので、 出だしはよくないのですが、1コーナーまでは98eもZERO-1について いって、2コーナーでは一旦並びます。 しかし、その後S字登りではパワーの差もあってか置いていかれる。
一周め、帰ってきたところではこの差。
あとはZERO-1には放されるばかりです。 逆に3周め、4周めではザウルスに追い上げられる形になり、 ファイナルラップ、S字の入り口で電池のヘタった98e登りに 耐えられず、抜かされてしまいました。
3台なので、ビリですが表彰台
清水研初めての「鈴鹿完走」の瞬間です。
やはり1年半寝かされて腐りかけた電池というのが、 98eの弱点か。 朝にも追いうちをかけるように、電極温めるための 秘策で少し過充電をしてやったぐらいですから、 充電状態は問題無かったと思うのですが、 こういう電池の負け方すると、充電担当者は 非常に悩まされます。

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