Measurements of IW-motor with HS98e Formula Racer

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98eレーサーの計測


高崎くんの修論を完成させるためということもあり、 98eレーサーにもまともな鉛電池が回ってきた(2000eの鈴鹿用替え電池) ので、初めてまともなインホイールモーターの計測です。
基本的にルシオールと同じリア駆動で、重量は若干軽め、その代わりCdは 悪いという状況ですが、比較するものがあるのでデータの検証も 踏み込んだところまでできます。 K2キャンパスで準備中。
コースティング(惰行)と定速試験で、走行抵抗とパワー、それに効率を求めてやる のが目的。
測定機は、基本的には非接触の速度計(DATRON)と、 電流計( LEM)に、 データロガーとして共和電業の EDXメモリレコーダ・アナライザを積む。 マウント類は、全て木材。 こんな付け方したらCdがより一層悪くなるよな..とは思っても、別に レースじゃないので、グラグラしたりして不安定に(Cdも不安定に)ならなければ それでOK。
つくばの機械技術研究所第2研究センターの試験路で実験。 まず最初に加速試験をして、最高速まで引っ張るので「わが社(?)のテストドライバー」 本田くんのドライブ。
出発。
流し撮りで、まず1枚。
研究もプロモーションが大切ですからね。 格好良い絵を撮っておかないと...
加速試験が終わったら、ひとまず充電。 それから、ドライバーも交代です。
コースティングと定速試験の開始です。 「良いデータを取るのは自分でやってこい!」ということで、高崎くんドライブ。 「データの精度は、サンプル数のルートで良くなる」はずなので、ひたすら 試験、試験。
バンクのある部分はハンドルも切りますし別の要因で走行抵抗が 増えてしまってデータに使えないので、表と裏の直線だけでデータ収集。 ただ、表と裏の直線では、路面の状況が全然違っていて転がり抵抗が 変わってしまうので、どこで収録したデータかも重要です。
ひたすら、実験、実験。
路面の違いはルシオールでも実験していますので、既に分かっていますから、 この要因は取り除けます。 難しいのは一定速に保ってアクセルを足で操作することです。 レーサーはサスペンションがあってないようなものですから、 路面の凹凸が体に伝わって、アクセルを一定にするのが難しい。
アクセルはただのポテンショメータですから、手で操作するアクセル レバーを取り付けた方が便利でしたし、データとしても安定した出力 が収録できたでしょう。これは実験の上で必要な改善点ですね。
といって、待ってる方は「ちょー暇」な時間なのです。
朝早い(夜遅いとも言う)移動でしたから、寝るのがいいや。 今回は荷物が多いので、3人での実験でしたが、積載車に自家用車2台と 一人1台体制でした。
タイヤを変更して、また実験。
転がりを意識したタイヤと、グリップを意識したタイヤでは、 低速で押して転がす時にも分かるぐらいの差があります。
充電中。
人間の方も充電中。
ぷはぁー...

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